知っておくと面白い!さっそくお酒を飲みたくなる有名な【カクテル言葉】のご紹介。人気の味や定番のアレが思いもよらない酒言葉かも?姫とのアフターで気持ちを伝える時やお酒の席での話のネタにぜひお役立てください。五十音順と逆引き(シーン別)で探せます!
カクテル言葉とは?
カクテル言葉とは、花言葉のようにひとつひとつのお酒に意味を持たせたものです。花言葉の始まりは19世紀のヨーロッパとされていますが、カクテル言葉は20世紀初頭(1901年~)から生まれたとされており、100年近い歴史があります。
花言葉で気持ちを伝えられるように、カクテル言葉に想いを込めることができ、相手が知っていればちょっと大人な時間を味わえます。
さらにお酒には「誕生酒」というものがあり、「誕生花」や「誕生石」のように365日それぞれにお酒が割り当てられています。この記事でご紹介するカクテルに誕生酒があった場合は日にちを記載しておきます。
また、アルコール度数も添えておくので、ぜひこの記事を参考にしながら、カクテルを飲む楽しみを味わってみてくださいね!
※注意※カクテル言葉・誕生酒カクテルには諸説あります。広い心でご覧ください。
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カクテル名:ジャンル別/50音順(あいうえお順)
ここでご紹介しているカクテル名まとめ(50音順)!詳細は各項目をご参照ください。
※有名なレディーキラーカクテルは「★」マークがついています。
恋愛【初恋・出会い・片思い系】
■アプリコットフィズ…「振り向いてください」
■アレキサンダー…「完全無欠」・「初恋の思い出」
■オーロラ…「偶然の出会い」
■カンパリオレンジ…「初恋」
┗カンパリソーダ…「ドライな関係」
■ブルームーン…「叶わぬ恋」・「奇跡の予感」
■マルガリータ…「悲恋」・「無言の愛」
■マンハッタン…「切ない恋心」
恋愛【情熱的・愛の告白系】
■XYZ(エックス・ワイ・ジー)…「永遠のあなたのもの」★
■エンジェルキッス…「あなたに見惚れて」
┗ キング・アルフォンソ…「余裕」
■カシスソーダ…「あなたは魅力的」
■キール…「最高のめぐり逢い」・「陶酔」
┗カーディナル…「優しい嘘」
■サイドカー…「いつも二人で」
■スクリュードライバー…「あなたに心を奪われた」★
■テキーラサンライズ…「情熱的な恋」
┗ テキーラサンセット…「慰めてほしい」
■ライラ…「今、君を想う」
■ロブロイ…「あなたの心を奪いたい」
■ワインクーラー…「私を射止めて」
夜のお誘い・セクシー系
■キッス・イン・ザ・ダーク…「刺激的な恋」
■キスミークイック…「幻の恋」
■グランド・スラム…「二人だけの秘密」
■セックス・オン・ザ・ビーチ…※カクテル言葉なし
■ニューヨーク…「大人の恋」
■ホワイト・ルシアン…「愛しさ」・「誘惑」★
■ビトウィーン・ザ・シーツ…「あなたと夜を過ごしたい」★
■メキシカン…「噂になりたい」
■モーニンググローリーフィズ…「あなたと明日を迎えたい」
別れ・友情・仲直り系
■アイスブレーカー…「落ち着いて(心を鎮めて)」・「打ち解ける」
■ギムレット…「遠い人を想う」・「長いお別れ」
┗ジンライム…「色褪せぬ恋」
■トワイライトゾーン…「遠慮します」
■バイオレットフィズ…「私を覚えていて」
■モスコミュール…「ケンカしたら、その日のうちに仲直り」
定番(有名)・その他系
■カリフォルニアレモネード…「永遠の感謝」
■カルーアミルク…「臆病」・「いたずら好き」
■ジントニック…「強い意志」・「いつも希望を捨てないあなたへ」
■ソルティドッグ…「寡黙」
■ダイキリ…「希望」
┗フローズン・ダイキリ…「人を感動させる力を秘めた品格者」
┗ピンク・ダイキリ / バカルディ…「こだわり」
■マティーニ…「とげのある美しさ」
■ミモザ…「真心」
■ミリオンダラー…「栄光」
■モヒート…「心の渇きを癒して」
■ロングアイランドアイスティー…「希望」★
ちょっと怖い系
■エクソシスト…「従順」
■エル・ディアブロ…「気を付けて」
■エンヴィ…※カクテル言葉なし
■コープスリバイバー…「死んでもあなたと」
■ゾンビ…※カクテル言葉なし
■ブラッディメアリー…「断固として勝つ」
恋愛【初恋・出会い・片思い系】
アプリコットフィズ…「振り向いてください」
内容:アプリコットリキュール、レモンジュース、砂糖、炭酸水で作る。甘い香りとさっぱりした口当たりのカクテル。16世紀のイタリアの画家が、恋に落ちたモデルに贈ったとされる恋のお酒。
アルコール度数:7~10%
誕生酒日:3月19日
アレキサンダー…「完全無欠」・「初恋の思い出」
★レディーキラーカクテル
内容:ブランデー・カカオリキュール・生クリームで作る。イギリスの国王エドワード7世が、愛する王妃アレクサンドラに捧げたという甘口のデザートカクテル。王様と王妃どちらにも合っているカクテル言葉。ミルキーな口当たりで甘くて飲みやすいが、アルコール度数は高め。「アレクサンダー」とも言う。
アルコール度数:25%
誕生酒日:3月18日
オーロラ…「偶然の出会い」
内容:ウォッカ、クレーム・ド・カシス、グレープフルーツジュース、レモンジュース、グレナデンシロップでつくる赤い甘口カクテル。なめらかで飲みやすい反面、アルコール度数が高いので注意が必要。
アルコール度数:24%
誕生酒日:2月15日
カンパリオレンジ…「初恋」
内容:カンパリリキュールをオレンジジュースで割った、イタリア発祥のカクテル。ほろ苦くて甘酸っぱい、まさに初恋の味。
アルコール度数:6~8%
誕生酒日:2月3日
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▼カンパリリキュールをソーダで割ると「カンパリソーダ」になり、甘みが控えめになりカクテル言葉も「ドライな関係」になる。
ブルームーン…「叶わぬ恋」・「奇跡の予感」
内容:ジン、パルフェ・タムール(花のリキュール)、レモンジュースで作る、世界でも珍しい花のカクテル。スミレの花の甘い香りと、スミレ色(青紫色)の美しい色合いも楽しめる。ちなみにパルフェ・タムールはフランス語で「完全なる愛」という意味。
アルコール度数:25〜30%前後
誕生酒日:5月31日
マルガリータ…「無言の愛」・「悲恋」
内容:テキーラにホワイトキュラソーとライムジュースを混ぜて作るカクテル。グラスのふちに塩をつけるスノースタイルで仕上げるのが王道。名前の由来は様々だが、有名なのはバーテンダーの恋人が亡くなってしまったため、彼女を偲んで作られたというもの。テキーラの割合が多くなればアルコール度数も上がる。
アルコール度数:25%
誕生酒日:2月22日
マンハッタン…「切ない恋心」
内容:深紅に透き通った甘美なカクテルで、「カクテルの女王」と称されている。「カクテルの王様」マティーニと対になる存在。マリリン・モンロー主演映画『お熱いのがお好き』(1959年公開)に登場して一躍有名になった。ウイスキー・スイートベルモット・アンゴスチュラビターズで作り、仕上げにマラスキーノ・チェリー(砂糖漬けのチェリー)を飾る。
※これをスコッチウイスキーで作ると「ロブロイ」になる。
アルコール度数:25~35%
誕生酒日:9月25日
恋愛【情熱的・愛の告白系】
XYZ(エックス・ワイ・ジー )…「永遠にあなたのもの」
★レディーキラーカクテル
内容:XYZはアルファベットの最後の3文字なので「これ以上のものはない=究極」を意味する名前のカクテル。ラム・コアントロー・レモンジュースで作る。色は白。度数が高い。
アルコール度数:25%
誕生酒日:11月28日
エンジェルキッス…「あなたに見惚れて」
内容:クレームドカカオ(カカオリキュール)に生クリームを注ぎ、チェリーを飾ったデザートカクテル。甘く優しい口当たりの食後酒。昔はプロポーズの小道具としても使われていたとか。
アルコール度数:16~18%
誕生酒日:12月20日
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▼チェリーを外すと『キング・アルフォンソ』になり、カクテル言葉は「余裕」。まさに大人の余裕を感じさせるゆったりとした時間を楽しめるカクテル。
誕生酒日:12月12日
カシスソーダ…「あなたは魅力的」
内容:カシスリキュールをソーダで割った女性向けの王道カクテル。飲みやすくて口説き文句にもなり、色も深い赤がきれいで見た目も上品。
アルコール度数:5%程度
誕生酒日:1月19日
キール…「最高のめぐり逢い」・「陶酔」
内容:白ワインとクレームド・カシスで作る、世界的にも人気トップクラスのカクテル。上品で甘酸っぱい味。アペリティフ(食前酒)にも適している。
アルコール度数:14%
誕生酒日:12月4日
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▼白ワインを赤ワインに変えると「カーディナル」になり、カクテル言葉は「優しい嘘」に変わる。カーディナルとは枢機卿(すうききょう/最高位の聖職者)という意味で、彼らが身にまとう赤いケープからきているとか。
サイドカー…「いつも二人で」
内容:ブランデーにホワイトキュラソーとレモンジュースを混ぜた、比較的辛口で酸味豊かなカクテル。グラスにオレンジが添えてあることが多い。フルーティーな味わい。サイドカーとはバイクの横に取り付けてある車(側車付きオートバイ)。ずっと一緒!
アルコール度数: 25~30%
誕生酒日:10月24日
スクリュードライバー…「あなたに心を奪われた」
★レディーキラーカクテル
内容:ウォッカとオレンジジュースを混ぜて作るカクテル。甘みがあって飲みやすいわりにウォッカなので度数は高めで、レディキラーカクテルの代表格。
アルコール度数: 12%前後
誕生酒日:6月5日
テキーラサンライズ…「情熱的な恋」
内容:テキーラ・オレンジジュース・グレナデンシロップで作るカクテル。サンライズ(日の出)のような赤からオレンジのグラデーションがきれい。広まったきっかけはイギリスのロックバンド「ローリング・ストーンズ」のミック・ジャガーが、メキシコ公演中に好んで飲んでいたことから。
また、アメリカのロックバンド「イーグルス」の2枚目のアルバム「ならず者」に同名の曲がある。アルコール度数: 15%前後
誕生酒日:3月4日
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▼オレンジジュースをレモンジュースに変えて、クラッシュドアイスをブレンドすると『テキーラサンセット』(日没)になり、カクテル言葉も「慰めてほしい」に変わる。
誕生酒日:8月15日
ライラ…「今、君を想う」
内容:ウォッカ・コアントロー・ライムジュースで作るさっぱりとした辛口カクテル。ほぼウォッカなのでアルコール度数が高く、しっかり酔いたい人向け。「ライラ」はアラビア語で「セレナーデ」という意味で、恋人や女性のために演奏される恋愛曲のこと。情景的には「夜に恋人の部屋の窓下などで演奏される楽曲」なのでかなりロマンチック。
アルコール度数: 35%前後
誕生酒日:12月30日
ロブロイ…「あなたの心を奪いたい」
内容:情熱的な深い赤色のカクテル。17世紀末~18世紀にかけて活躍していたスコットランドの英雄、義賊ロバート・ロイ・マグレガーのニックネーム「赤毛のロバート(ロブ・ロイ)」が由来とされている。
スコッチウイスキー、スイート・ベルモット、アンゴスチュラ・ビターズを混ぜて、マラスキーノチェリーを飾る。甘みはあるがウイスキーの風味がしっかりしていて、度数もかなり高いので男性向け・上級者向けでもある。
※これをウイスキーで作るとカクテルの女王「マンハッタン」になる。
アルコール度数: 31~36%
誕生酒日:2月17日
ワインクーラー…「私を射止めて」
内容:ワイン(赤白ロゼどれでもOK)をベースに、オレンジジュース・グレナデンシロップ・ホワイトキュラソーを混ぜて作るカクテル。甘口でフルーティ。
アルコール度数: 11%前後
誕生酒日:2月10日
夜のお誘い・セクシー系
キスインザダーク…「刺激的な恋」
内容:カクテル名を直訳すると「暗闇でのキス」。ジン、チェリーブランデー、ドライベルモットで作る。甘く芳醇な香りを楽しめるが、度数はかなり高い妖艶なカクテル。
余談だが日本のアイドルグループ、ピンク・レディーの14枚目のシングル(1979年発売)であり、全米デビュー作となった曲のタイトルも「KISS IN THE DARK」。当時ピンクレディーのファンだった青年・少女達(2023年時点で60代前後)と飲むときの会話のネタにもなる。
アルコール度数:27~34%
誕生酒日:1月22日
キスミークイック…「幻の恋」
内容:カクテル名を直訳すると「早くキスして!」。ペルノ(ハーブ系リキュール)・アンゴスチュラビターズ・オレンジキュラソー・炭酸水で作る。
アルコール度数:20%前後
誕生酒日:5月12日
グランド・スラム…「二人だけの秘密」
内容:スウェーデン産のリキュール「スウェディッシュ・パンチ」とドライベルモット、スイートベルモットで作るさっぱり味のカクテル。グランドスラムの意味は「完全制覇」。
アルコール度数:19%
誕生酒日:2月20日
セックス・オン・ザ・ビーチ…※カクテル言葉なし
内容:直訳すると「ビーチ(浜辺)でセックス」。1970年~1980年代に誕生したと言われる、比較的新しいカクテル。そのためまだカクテル言葉はない…というかカクテル名がすでにストレートにセクシーなので、余計な言葉はいらないのかもしれない。1989年公開のトム・クルーズ主演映画『カクテル』に登場し一躍有名になった。
ウォッカ、ピーチ・シュナップス(ピーチリキュール)、オレンジジュース、クランベリージュースなど、ウォッカと果実系リキュールで作る。ウォッカの配合によっては度数がどんどん上がるので注意。見た目はピンクオレンジでかわいらしい色合い。
アルコール度数: 10~15%
ニューヨーク…「大人の恋」
内容:ウイスキー・ライムジュース・グレナデンシロップで作る。「ニューヨークの朝焼け」が名前の由来で、日の出のような鮮やかなオレンジ色をしている。すっきりとした大人の味わい。
アルコール度数: 25%前後
誕生酒日:4月30日
ホワイトルシアン…「愛しさ」・「誘惑」
★レディーキラーカクテル
内容:ウォッカとコーヒーリキュールをかるく混ぜ、生クリームを注いで作るカクテル。元となるのは生クリームなしで作る「ブラック・ルシアン」。「ルシアン」はウォッカの原産国ロシアを意味し、雪で真っ白なイメージから来ている説など諸説ある。
生クリームとコーヒーで甘くなめらかな口当たりとなり、飲みやすいけれどウォッカなので度数が高い。さらに、コーヒーの黒と生クリームの白がくっきりと二層になっていてインスタ映えするというレディ・キラーの中でも特に美しいカクテル。
アルコール度数: 25%以上
ビトウィーン・ザ・シーツ…「あなたと夜を過ごしたい」
★レディーキラーカクテル
内容:「ベッドに入って」という意味深な名前のカクテル(直訳すると「シーツの間で」)。コニャック・ホワイトラム・ホワイトキュラソー・レモンジュースなどを配合して作る。ほどよい酸味と甘みのあるスッキリとしたカクテル。すぐ酔いが回るのでそのまま寝落ちできるナイトキャップ(寝酒)。
アルコール度数:25~35%
誕生酒日:3月17日
メキシカン…「噂になりたい」
内容:テキーラベースのカクテルでは最も古いと言われるカクテル。テキーラ、パイナップルジュース、グレナデンシロップで作るトロピカルな味わい。
アルコール度数: 12%
誕生酒日:10月7日
モーニンググローリーフィズ…「あなたと明日を迎えたい」
内容:モーニンググローリーとは朝顔のこと。ウイスキーにアブサン(薬草系リキュール)、レモンジュース、卵白などを加えたカクテル。元々は二日酔いの朝の迎え酒として考案されたらしい。一緒に朝を迎えたい人がいる時にぜひ。
アルコール度数: 13%
誕生酒日:3月17日
別れ・友情・仲直り系
アイスブレーカー…「落ち着いて(たかぶる心を鎮めて)」・「打ち解ける」
内容:直訳は「氷を砕く(こわす)もの」だが、「場や雰囲気を和らげるもの」という意味がある。元々は北極海で流氷を砕きながら進む砕氷船(さいひょうせん)からきている言葉。
テキーラ・ホワイトキュラソー・グレープフルーツジュース・グレナデンシロップで作る。フローズンスタイルで作られることもあり、心を鎮めるような冷たさが味わえる。
アルコール度数: 17~18%
誕生酒日:1月7日
ギムレット…「遠い人を想う」・「長いお別れ」
内容:ジンにライムジュース、シュガーシロップ(または砂糖)を入れて作るカクテル。有名になったきっかけはレイモンド・チャンドラーのハードボイルド小説『長いお別れ(The Long Goodbye)』 に出てきた「ギムレットには早すぎる」というセリフから。
アルコール度数:25%前後
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▼混ぜ方と氷や甘味の有無で「ジンライム」になり、こちらのカクテル言葉は「色褪せぬ恋」。
トワイライトゾーン…「遠慮します」
内容:トワイライトは夕暮れ時のこと。ホワイトラム、グレープフルーツジュース、アプリコットブランデー、クレーム・ド・カシスで作る中甘口のカクテル。夕暮れ時の空のような色合い。やんわりお断りしたいときのカクテル言葉。
アルコール度数:20%前後
バイオレットフィズ…「私を覚えていて」
内容:ロマンチックなスミレの香りと、幻想的な紫色がきれいな炭酸系カクテル。バイオレットリキュール、レモンジュース、シュガーシロップ、炭酸水で作る。「大切な人と、忘れられない思い出になるように」という願いが込められているとか。
アルコール度数:7~14%
モスコミュール…「ケンカしたら、その日のうちに仲直り」
内容:ウォッカにライムジュースとジンジャーエールを混ぜた、ロサンゼルス(ハリウッド)発祥のカクテル。ライムが添えてあり、さらりとした飲み口。有名でスタンダードなオールデイカクテル(食前食後を問わず飲めるカクテル)。
アルコール度数:10~15%程度
誕生酒日:12月19日
定番(有名)・その他系
カリフォルニアレモネード…「永遠の感謝」
内容:ウイスキー・レモンジュース・ライムジュース・グレナデンシロップ・砂糖(またはシュガーシロップ)・炭酸で作るカクテル。スライスレモンが飾ってある。太陽が輝くカリフォルニアのイメージにぴったりの、オレンジ色で酸味がありさっぱりとした爽やかな味わい。家族や親友への感謝の気持ちを込めて記念日に注文し、SNSに写真を投稿する人も多い。
アルコール度数: 11~13%前後
誕生酒日:5月13日
カルーアミルク…「いたずら好き」・「臆病」
内容:コーヒーリキュール(カルーア)に牛乳を注いで作る、甘口のコーヒー牛乳のような味わいで飲みやすいカクテル。牛乳で割っているのでアルコール度数は一般的に5~6%になるものの、原料のカルーアは20%程度。割合によっては度数が高くなるので注意。女性が好むカクテルのひとつ。
アルコール度数: 5~8%
誕生酒日:3月11日
ジントニック…「強い意志」・「いつも希望を捨てないあなたへ」
内容:ジンをトニックウォーター(炭酸飲料)で割り、ライムを添えた現代のスタンダードカクテルの一つ。爽やかな香りですっきりした甘辛口。友人を励ます時や、元気を出したい時などにぴったりのカクテル言葉。
アルコール度数: 5~10%
誕生酒日:12月30日
ソルティドッグ…「寡黙」
内容:「ソルティドッグ」とはもともとイギリス英語のスラングで「船の甲板員」という意味。「汗と潮まみれに=ソルティ」なりながら「犬のように働く=ドッグ」という厳しい労働環境からつけられている。ウォッカとグレープフルーツジュースで作り、グラスのふちに塩をつけてスノースタイルにする。ウォッカベースにしては度数が低めで飲みやすい。
アルコール度数: 13~15%
誕生酒日:2月8日
ダイキリ…「希望」
内容:ラムを使用したカクテルの代表格。ラムにライムジュース・砂糖もしくはガムシロップを入れて作る。
アルコール度数: 20~30%
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▼ダイキリにクラッシュドアイスを入れてミキサーで混ぜ、シャーベット状にすると『フローズン・ダイキリ』というフローズンカクテルの代表格になる。作家のヘミングウェイが愛飲したことで有名。フローズン・ダイキリのカクテル言葉は「人を感動させる力を秘めた品格者」。
誕生酒日:1月1日
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▼砂糖の代わりにグレナデンシロップを使うと『ピンク・ダイキリ』になり、バカルディ社のラムを使ってピンクダイキリを作ると『バカルディ』(カクテル言葉:こだわり)になる。
マティーニ…「とげのある美しさ」・「知的な愛」
内容:ジンにドライベルモットとオリーブを入れて作る、カクテルの王様。甘みは少なめの辛口カクテル。アルコール度数が高いので飲みすぎ注意。有名なのは映画「007シリーズ」で、主人公のボンドがジンの代わりにウォッカを入れて愛飲しており、「ウォッカマティーニ」という愛称もある。ボンドガールが実は敵(裏切られる)という展開も多いので、イメージにぴったり。
アルコール度数: 35%前後
誕生酒日:4月7日
ミモザ…「真心」
内容:シャンパンとオレンジジュースで作る、オレンジ色(ミモザ色)の飲みやすいカクテル。アルコール度数も控えめで、女性やお酒が苦手な人でものみやすい。
アルコール度数: 6~8%
誕生酒日:4月10日
ミリオンダラー…「栄光」
内容:「100万ドル(=日本円にすると約1億円前後)」という華やかな名前のカクテル。横浜発祥とされる「横浜4大カクテル」のひとつ(ヨコハマ・バンブー・ミリオンダラー・チェリーブロッサム)で、1894年に誕生したので歴史は古い。
ジン、スイート・ベルモット、パイナップルジュース、グレナデンシロップ、卵白で作り、カット・パイナップルを添える。
アルコール度数: 11.5~22%前後
誕生酒日:2月26日
モヒート…「心の渇きを癒して」
内容:キューバの首都ハバナ発祥の有名なカクテル。「MOJO(軽い魔法をかける)」というアフリカ語が由来とされているが諸説ある。
ミントの葉、ライム、砂糖、ラム、炭酸水で作る。タンブラーの中にミントの葉が入っている冷たいロングカクテルで、夏に人気の飲み物。アメリカの小説家、アーネスト・ヘミングウェイが愛飲したことで有名。有名なセリフ「わがダイキリはフロリディータにて、わがモヒートはボデギータにて」。
アルコール度数: 10〜15%
ロングアイランドアイスティー…「希望」
★レディーキラーカクテル
内容:テキーラ・ラム・ジン・ウォッカという「4大スピリッツ」が入っていて度数が高いくせに、アイスティー風味で飲みやすいという極悪なレディーキラーカクテル。ちなみに紅茶は一滴も使わないでアイスティーの色と風味を出している魔法のカクテルでもある。
ジン・ウォッカ・ホワイトラム・テキーラ・ホワイトキュラソー・レモンジュース・ガムシロップ・コーラなどを混ぜて作る。氷とスライスレモンを飾り爽やかさも演出。甘口グイグイ飲めてしまい大変危険。
アルコール度数: 25%前後
誕生酒日:8月16日
ちょっと怖い意味のカクテル言葉
エクソシスト…「従順」
内容:エクソシストとは「悪魔祓いの祈祷師」のこと。同名のホラー映画が有名。テキーラ、ブルーキュラソー、レモンジュースで作る青いカクテル。
アルコール度数:21~22%前後
エル・ディアブロ…「気を付けて」
内容:エルディアブロとはスペイン語で「悪魔」の意味。カシスリキュールの真っ赤な色が血を連想させるのが由来だとか。悪魔という名前や色の毒々しさに反して、カクテル言葉は相手を気遣う「気を付けて」なので、意外にも誰かの門出を祝うときに飲まれることも多いらしい。
テキーラ、クレーム・ド・カシス、ライムジュース、ジンジャーエールで作り、カットライムを飾る。辛口でさっぱりした味わい。
アルコール度数:12~14%
誕生酒日:1月21日
エンヴィ…※カクテル言葉なし
内容:「Envy=嫉妬、ねたみ」という意味。
ズブロッカ、グリーン・ティー・リキュール、パイナップルジュース、レモンジュース、シュガーシロップ、メロンリキュールで作り、ミントの葉を飾る夏向けカクテル。きれいな緑色。
アルコール度数:15~17%前後
誕生酒日:10月4日
コープスリバイバー…「死んでもあなたと」
内容:コープスは「死体」。「死者を蘇らせる者」という強烈な名前のカクテル。「回復させる」という意味の「リバイバーカクテル」の一種で、その中の代表格。レシピは#1〜#4まであり、ちょっとずつ材料が異なるので色も様々。カルバドス(リンゴ酒)を用いたり、レモンジュースを用いたり、フルーツ系の材料がなにかしら一種類は入る。
アルコール度数:25~35%
誕生酒日:4月28日
ゾンビ…※カクテル言葉なし
内容:ラムベースの赤いカクテル。映画「ティファニーで朝食を」のパーティシーンで、オードリー・ヘップバーンが飲み干すシーンがあり有名になった。3種類のラム酒を使用するためアルコール度数が高く、「死者が蘇るほど強いお酒=ゾンビ」が名前の由来とされる。
これを作る時に使われていた背の高いトールグラスのことを「ゾンビグラス」と呼んでいたが、現在は「コリンズグラス」と呼び方が変わった模様。
ホワイトラム、ゴールドラム、ダークラム、アプリコットブランデー、オレンジジュース、パイナップルジュース、レモンジュース、グレナデンシロップなどで作る材料が多めのカクテル。酸味もありトロピカルで甘め。
アルコール度数:24~30%
ブラッディメアリー…「断固として勝つ」
内容:ウォッカ・トマトジュース・レモンジュースで作るカクテル。人によっては塩コショウやソースを入れたり、セロリを添えることもあり、ちょっとした冷製トマトスープ。カクテル名「ブラッディメアリー(血まみれのメアリー)の由来は16世紀イングランドの女王メアリー1世で、異教徒300人を処刑したことからきている。ヘルシーなお味とは違い、結構物騒なエピソード。
アルコール度数:12~18%
誕生酒日:2月7日
カクテル言葉まとめ
恋愛系を主軸にして、様々なシーンで使えそうなカクテル言葉をご紹介いたしました。カクテルは数百種類あり、作り方も人によって微妙に違ってきたりします。バーテンダーによって個性(味)も変わってくるので、お気に入りのバーや姫を連れていけそうなバーなど探すのも楽しいですね。
- バーでの基本マナー
- ・ジャージやスウェットなどラフすぎる服装は避ける
・空席があっても勝手に座らない(バーテンダーが案内してくれるのでそれに従う)
・テーブル/カウンターにバッグや荷物を置かない
・飾りボトル類を勝手に触らない
・大声で話したり、騒いだりしない(グラスを当てて音を立てるような乾杯は控える)
・勝手に写真撮影しない(バーテンダーに許可をとる)
・一杯で長時間粘らない
・ノンアルしか頼まない場合は事情を説明すると安心(「ここはバーなんだから酒を頼め」と考えているバーテンダーもいるため)
・泥酔しない/させない/吐かない/トイレを汚さない
そして、カクテル言葉は知らない人の方が大半なので、姫が飲みたいものを飲ませてあげるのがスマート。例えば「別れ」をイメージさせるカクテルを、深い意味を知らずに楽しんでいる場合もあるので、うんちくおじさんにならないように気を付けましょう。
カクテルは色とりどりで美しく楽しい、味わい深いものです。バーで飲むだけでなく、興味がわいたら自分で道具を揃えて楽しんでみてもいいでしょう。ぜひ大切な人との素敵な時間に、カクテルとカクテル言葉をお役立てください。
※この記事は素敵なカクテル言葉を見つけたら随時更新していきます。
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