愚痴を聞くのもボーイの仕事!上手な聞き方のポイント
キャストあっての風俗店なので、キャストのやる気や悩みを解決してあげるのもボーイの大切な仕事になります。キャストからの信頼を得ることができれば、キャストのマネジメントもしやすくなります。
そこで今回は、キャストのモチベーションをアップさせる、上手な愚痴の聞き方をご紹介しましょう。
ボーイはキャストの愚痴に付き合うだけ
たとえばキャストから「さっきのお客さんにしつこくデートに誘われた」という話を聞かされたとします。この時、男性は「お店のルールで、お客様とはデートはできないって言えばいいよ」と答えがちですが、当然キャストは重々承知しています。「そう言ったのに聞いてくれなくて」とキャストに言われるのがオチです。
愚痴に関して、男性と女性とでは認識が少し異なっています。男性の愚痴は「解決策やアドバイスが欲しい」、女性の場合は「解決策より共感してほしい」という傾向が強いので、キャストの愚痴に対し解決法やアドバイスを行うのは、実はちょっと的外れな回答例なのです。
女性の場合、心の中のモヤモヤを愚痴という形で吐き出して誰かに共感してもらえれば、それでスッキリします。一方、正しいアドバイスは「欲しい回答」ではないので、キャストの信頼を得るのに効果的とはいえません。
また、愚痴はそのキャストが何に悩んでいるのかを知るためにもちょうど良く、事態が深刻化する前に先手を打つ参考にもなります。たとえば「また同じお客様にしつこく連絡先を聞かれた」が何度も続いたあとに、「待ち伏せされた」「家の近くをうろうろするようになっているみたい」となれば、ストーカー被害が考えられます。キャストを異動させたり、引っ越しの手配をするなどの対策も取れるでしょう。
ボーイは真剣に愚痴を聞いていることをアピールする
キャストの愚痴を「あーはいはい。わかった、またしつこくされたんだね。前も聞いたよそれ、何度も同じ話しなくていいよ」と適当にあしらうのはNG。女性の愚痴はきちんと話を聞いてもらえることで解消されることが多いので、同じ話であってもしっかりと聞いてあげましょう。
できれば立ち話で適当に聞くのではなく、時間が大丈夫そうなら飲み物を用意し、お互いにきちんと座った状態で話を聞いてあげるのがベスト。「あなたの話をきちんと聞きますよ」という環境や態度を整えてあげることで、相手は「私の声を聞いてもらえた」と安心するのです。
時間的に忙しく、「また後でね」となった場合は、時間が取れる時に改めてきちんと話を聞いてあげましょう。
愚痴にはボーイが共感してあげることがポイント
キャストの愚痴は解決策やアドバイスを求めていることは少なく、ただ仕事の中で自分を否定されたり傷つけられたりしたので、「自分を認めてもらいたい」という気持ちが強くなっていることがほとんどです。
だからこそ愚痴は否定しないことがポイント。その上で「うん、そうだね」「(キャスト名)さんの言う通りだと思うよ」「わかるよ」と共感してあげましょう。相手を無条件に肯定すること、相手に共感することは心理カウンセリングでも使われる手法で、相手の心を解きほぐし安心させる効果があります。
愚痴は女性にとっては「ただ聞いてほしいだけ」ですが、解決できたかどうかはともかくとして、真剣に向き合ってくれた人には信頼感がアップします。キャストの愚痴には、ボーイとしてしっかり付き合ってあげることが大切です。
F-Shrimp
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