闘う男のインタビュー
- 菊池ユキさん(店長)
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すすきの ソープランド
Interview 2024.10.16
全国展開のソープランド大手『ハピネスグループ』の北海道店、『ハピネス札幌』で働く菊池ユキさん(46歳/店長)にお話をお伺いしました。
異色の経歴!キャストや講習員を経てスタッフに!
『ハピネス札幌』の店長、菊池ユキです。実は【俺の風】のインタビューに出るのは2回目で、以前は2023年に協賛店の横浜『恋愛グループ』で取材していただきました。当時は副店長でしたけど、異動すると出世するんですよ。現在は『ハピネス札幌』の店長を勤めています。入社歴は8年目になりました。
経歴としては、奨学金を返済するために大学生風俗嬢をしていて、出版社に就職した後も続けていました。出版社は月収17万円弱のスタートでしたし、紙媒体の会社だったので、WEBメディアの台頭でもうダメかなと思い始めて。ちょうどそのころ風俗系のイベントで社長と知り合いまして、講習員としてお誘いいただいたのがきっかけで転職しました。
キャスト時代はいろんなお店にいましたけど、この業界は趣味講習したり、変な脅しとかしてくるお店もいまだにあるとは思うんです。私はスタッフに心を開かないし会話もしない、ギャラをもらったら帰るような生意気なキャストだったので、そういったお店のスタッフを見下してた部分もあったんですけど。
いざ裏側に入ってみたら、キャストでは見えない仕事って山ほどあるんですよね。こういう取材もそうですし、ポータルサイトの更新とか、売り出しのためにすごく頑張ってくれていて。キャスト時代は、こっちのお金で食べてるんでしょくらいの、もっと楽な仕事をしているんだと思っていたので驚きました。
『ハピネスグループ』は本当にキャストさんを大事にしていて、裏で悪口言ったりもしないし。敬語で話すことを徹底するような会社ですし、もう目からウロコですね。きちんとしているんだなと感動しました。
あとは手前味噌にはなるんですけど、『ハピネスグループ』は女性スタッフがすごい増えてて。女性が働けるような環境ということは、労働状況も無理がないはずですし、パワハラも暴力とかも少ないはずなんです。金銭トラブルや風紀の乱れも少なくなって、風俗業界全体でクリーンな環境化が進んでいるのかなと思います。
『ハピネスグループ』は福利厚生充実!
『ハピネス札幌』はすすきの唯一のマット専門ソープランドです。『ハピネスグループ』は全国展開していて、今は東京・茨城・沖縄・福岡中洲・札幌・鳥取、次に松山店もできます。1年に2店舗の出店ペースを目指したいと上は言っていますね。あとは男子スタッフが間に合ってないので、そこが揃えばという感じです。
グループ全体のスタッフ数は、営業や事務員を含めて160人くらいです。『ハピネス札幌』は6人で回していますが、やっぱり足りないですね。ご応募はいつでも大歓迎です。平均年齢層は20代半ばから後半の若い人が多いです。みんな元気で仲良しで明るいですよ。
現場で活躍しているのは人と関わるのが好きな人、接客が好きな人。人が好きで、人に興味がある人は伸びていきますね。そういう人は活躍できるかなと思います。
パソコン作業が好きな人は現場向きではないかなと、専門部署に行ってもらったこともあります。
福利厚生としては、「禁煙手当」でタバコ吸わない人は毎月1万円が健康手当みたいな感じで出ます。「社訓手当」は、企業理念と社訓のA4ペーパーみたいなのを暗記すると毎月1万円づつ付きます。「家族手当」や「子供手当」も扶養人数分もらえますし、国民健康保険じゃなくて社会保険に入れます。福利厚生ばっちりですよ。
あとは寮もありますし、オーダースーツが安価で作れます。別に仕事用の服じゃなくてもいいので、変わったの作る人もいますよ。仕立屋さんが来て生地のカタログを見せてくださるので、好きなデザインで作れます。裏地もこだわれるんですよ。
誰かの「やる気スイッチ」を押せる人に!
『ハピネスグループ』に入社して印象的な出来事は、私はグループ内でも珍しく2年おきぐらいに転勤してるんですよ。そんなに転勤する人って実はあんまりいないんですけど。それで福岡店にいた時に、東京で仲良くしてくれたキャストさんが遠征で来てくれて、「菊池さんに会いに来ました」って。他には札幌まで会いに来てくれたキャストさんもいて、本当にありがとうって思うし、嬉しかったです。
私の現在のシフトは遅番なので、基本は16時~26時です。閉店後の締め作業もして、26時が退勤時間です。私は店長なので15時半に来て、主任や各店舗の責任者とミーティングもしています。
他の遅番より30分早く来ることで、当日の出勤状況を見てスタッフの配置を考えたり。遅番の面接確認したり、そういう1日のスケジュールを組んでから現場に入ります。
店長ですけどほぼ現場にいるので、お掃除もすればお部屋のセットもしますし、受付でお客様対応もしますよ。電話もガンガン出るので、そこは店舗スタッフと変わりません。
最近は「やる気スイッチ」を意識して仕事をしています。キャストさんやスタッフたちの、やる気スイッチを入れてあげられる人になりたいな。
そのために気を付けていることは、注意するときに人格否定をしないことです。「バカだから」とかは絶対言わない。できなかったことだけを注意して、褒めとセットに伝えます。キャストさんに対してだったら10褒めて1注意するくらいで絶対やりますね。お客様アンケートもいいときほどたくさん話します。いいときほど話しておかないと、「アンケートが来たら怒られちゃう」と思われるので。
とにかく話して話して、話せる環境を作るように意識してます。オンリーワンの仕事を心掛けているのかなと自分でも思います。
数字を追い続けてここまで出世!次は人材育成へ…
お仕事のやりがいを感じるのは、やっぱり売り上げ目標を達成したり超えたりする時ですね。そこは男性スタッフより厳しいかもしれません。みんなに「うるさい」って言われます。1本入れるとか、コースアップするとかすごいしちゃう。数字はうそつかないので。
頑張ってるのは当たり前なので、数字が答えですから。でも結果はちゃんとお給料に反映されます。頑張りがお手当になって返ってきます。
『ハピネス札幌』の現場スタッフたちは、みんな本当に若い子たちばかりなんですけど、みんな前向きでがむしゃらに頑張ってくれてます。いい子たちばっかりなので、やる気が出ますよ。素直で、人のせいにしない子が多いのが素晴らしいです。
私は札幌ではスタッフ面接はしてませんが、これから担当することもあるかと思います。実は横浜から札幌に異動するときに、オーナーから「人材育成を進展させたり、弱いエリアに行って仕事を教える人として今後働いてほしい」と言われて短期の予定で札幌に来たんです。それでいざ来てみたら、相性が良かったのか「長期で」と言われました。
期間はまた変わるかもしれませんが、いったんは店舗責任者としてめちゃめちゃ数字追っかけてやりがいを感じてたんですけど、そろそろ後輩とか次期店長を育てるのが自分の仕事だなとも思います。
新人さんはマンツーマンで手厚くサポート
面接では「何を求めて来たのか」はまず聞きます。大体お金なんですけど、やりがいなのか金銭関係なのかによって接し方も変わってくるし、それが辞める理由になるので。求めてきたことや、前職を辞めた理由とかも絶対聞いて、うちに合っているかを確認します。
だって、お金だけだったら他のグループのほうがいいかもしれないから。
でも長く働けないといけないから、うちの会社は本当にオーナーが優しくて、福利厚生をしっかりして正社員として採用しています。長期的に働けるような会社を目指しています。でも、まずはアルバイトで入ってみて、様子を見てから正社員になるという選択肢もありますよ。
入社して最初は立ち番、受付業務ですね。ドアマンといって、入口に立って「いらっしゃいませ、ありがとうございました」を言うだけのところから始めます。そこから始めてアンケート取りをして、ご案内をして。お客様対応や、電話取れるようになるまでで1カ月ぐらいですかね。
必ず担当者(トレーナー)を新人さんのシフトに合わせて付けるので、仕事は徐々に覚えていけます。担当が付きっきりで面倒を見るので、例えば私がいきなり担当外のスタッフを怒るようなことはしません。いろんな人が口を出すと、「言われたことと違う」ということがおこるし、まだ教わってないことで怒られたりもさせたくないので。
なので、付いた担当には育成スケジュールを出してもらって、いつまで、どこまで教えるのかや、進捗確認は絶対してます。1カ月ぐらいはその担当がマンツーマンで付きっきりで教えるので、完全未経験でも問題ないですよ。
「人の成功や成長を喜べる人」大歓迎!
欲しい人材としては、人に感謝できて、人と接するのに喜びを感じる人。あとはさっきのやる気スイッチみたいに、人のやる気を出してあげられる人。腐らせないというか、良いコミュニケーションが取れる人。あとは人の成功や成長を喜べる人に来てほしいです。
私はこの業界に入るまで、編集とかライターとか1人でやる仕事が好きで、マイペースでわがままだったので。こんな風にチームで組んだり、エリアを見れるような人じゃなかったんです。自分の目標達成のために、黙々と頑張る人だったんですけど。
今は「みんなの目標のために、みんなで頑張る」ということができるように周りに成長させていただいてもらってたのかなと思っています。本当に会社に感謝しています。
未来に向かって、やりたいことはまだまだ沢山!
今後はグループの発展のために、目標が2つあって。ひとつ目は全国の遠征担当をやりたいんです。各店の遠征担当者っていうのがいて、女の子と面談してエリアにつなげる役割なんですけど、まだうまく循環してないんですよね。なので全店に行って話を聞いて、全店のシフトを見て、足りない所に送ったりケアしたり、みたいな仕事をやってみたいです。1店舗だけじゃなくて、グループ全体でガツッと。
ふたつ目は、英語ができるので全国へインバウンドを取り入れたいです。インバウンドの全国の窓口みたいな。電話、LINE、メールでご予約する際の、インバウンド対応ができるようなお客様窓口ですね。そういう仕組みを作るのが目標です。今は私だけなので、そういう部門を立ち上げて、全国的に対応できるグループを目指しています。
あとは自分以上の人材を育成することです。店舗責任者や役職者をどんどん作っていきたいなと思っています。そもそも札幌に来た理由もそれですし、いつまでも現場で走ってる場合ではないですから。
『ハピネスグループ』は女性でも活躍できるので、男女関係なく応募してほしいです。年齢も性別も職歴も関係なく、やる気があれば活躍できます。だから、ぜひ気軽に応募してください。一緒に頑張りましょう。